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ロシア〜東ヨーロッパひとり旅 Day5 サンクトペテルブルグ2 September 2019

DAY5

サンクトペテルブルグ二日目


宿でお勧めを尋ねたら、夏の庭園とペトロパヴロフスク要塞がいいよとのこと。
レセプションの女性は中国成都の宿と同レベルで誰もが超親切でサンクトペテルブルグの歴史をめっちゃ教えてくれました。サンクトペテルブルグの歴史はぺトロパヴロフスク要塞から始まったと言っても過言ではないらしく、時の皇帝(ピョートル大帝?)が湿地だったこの辺りを開拓すると共に要塞建設を始めたそうです。そしてモスクワが首都になるまではここがロシアの首都だったらしく、ナチスドイツとの戦いでは凄惨を極めたんだとか。周りを全て包囲されて兵糧攻めにあったせいで、かなりの死者が出ていて飢えを凌ぐために人肉を食べていたという話しもあるそうです。
また要塞は政治犯や思想犯の監獄にもなっていた時期があり、その後の歴史に登場する有名人達も牢獄にぶち込まれていたようなことを話してました。現代では、モスクワが経済の中心であるのに対して、サンクトペテルブルグは文化の中心と言われているそうです。*語学力が乏しくて間違えて理解していたらすみません。
(帰国後、ロシアのガイドブックを読んでいたら、レニングラード包囲時、ロシアの兵士や市民の士気を鼓舞するために音楽隊が演奏をしていたと書いてありました。*ロシアに行く前に読めというオチ。)

エルミタージュ美術館も行きたいんだけどと言ったら、水曜日は21:00まで開いてるから明日の方がいいよと教えてくれた。
水曜と金曜は10:30~21:00まで、それ以外は18:00まで営業。月初めの水曜日は無料の時もあるとか。
チケット代はロシア人だと安くなる場所が多く、外国人価格は700ルーブル。二日間フリーパスなどもあるらしいけど、語学力が乏しいのでエルミタージュのサイトを見てもわかりませんでした。
このエルミタージュ美術館、展示品が300万点以上、歩くだけで22〜25kmくらいの距離があり、何をどういう順序で見るのか計画を立てていても1日で全てを見るのは不可能だそうです。

さて話が外れましたが、ペテロパヴロフスク要塞へは宿近くからバスがあるらしくそれに乗って近くで降車。
ロシアのバスは、前回も紹介しましたが、タイのバンコクと同じく車内の車掌さんに直接払う方式です。また各駅停車なので、グーグルマップを見ながらだと降車場所がわかりやすいです。

夏の庭園は雨が降ってたので、今回は行くのを止めました。
サンクトペテルブルグはロンドンと同じくらいの緯度に位置するため、雨が降ることがとても多いんだそうです。宿で「傘持ってる?」と聞かれたので、「持ってないよ」と答えたら無料で貸してくれました。


サンクトペテルブルグはどこを見ても美しい。

ロシアのカラスは日本のカラスよりも大柄。

バス停隣にあった公園が気になったので行ってみました。
ソロヴェツキー・カーメンであってるのかな?

フラム=チャソヴニャ・スヴャトイ・トロイツィ
教会だそうです。

対岸にはエルミタージュ美術館らしき建物が見える。

川には軍船が停まってました。

夏場はこの辺りで花火大会もあるそうです。確か跳ね橋だったはず。

要塞隣の公園 ロシアは自然豊かです

ペトロパヴロフスク要塞 東側入り口の看板 要塞への出入口は主に二ヶ所

ペテロパヴロフスク要塞からエルミタージュ美術館へ

 

ウサギが可愛い

要塞の門
   

サンクトペテルブルグのロシア人はモスクワよりもフレンドリーで写真を撮らせてくれた。
自分が日本人だと言うと日露戦争のことを話してくれた。かなり歴史的な勝利だったみたいですね。
確か日本では戦争に勝利したのにロシアから賠償金が取れず世論が大変なことになった記憶があります。
 

最初に宇宙に行ったのがロシア(旧ソビエト連邦)のガガーリンだったはず。ウサギが多いのは月のウサギってこと?
ちなみに展示されているのは、宇宙から帰還した際に降下する大気圏突入用ポッドのようです。

オフシーズンのためか、要塞内は結構ガランとしてました。
 

ネフスキエ・ヴォロタ

ここから要塞外部に行くことも可能です。壁の外は風が強くて寒い。
 

これは円卓の騎士?
 

プシュキ・ナリシュキナ・バスチオナ
いかにも海軍という雰囲気。有料の展望台があるそうです。

首座使徒ペトル・パウェル大聖堂
この教会に歴代の皇帝が埋葬されていて、内部はかなり豪華らしいのですが、入場料が高かったので入ってません。
ピョートル大帝や女帝エカチェリーナの棺もあるようです。

建物が高過ぎてカメラに入りきれない。
 

スズメにトウモロコシをあげてる中国人がいた。

ピョートル大帝の像
手か足(部位は忘れた)に触れると幸運が訪れると後で聞きました。
彼は多才で、身分を偽ってヨーロッパで船大工として働いて造船技術を習得したり、色んな物を作ったり、歯科医として家臣の歯を抜いたりなど、たくさんの逸話があるそうです。皇帝が船大工をやるとかすごい!他に外国人や身分の高低に関わらず平等に接していたとか。確か最後は冬の湖か川に落ちた部下を助けるために、自らも冷たい水に飛び込んだことがきっかけで感染症を罹って死亡したと聞きました。*間違えて理解していたらすみません。
身長は2.13mもある大男だったようです。

10月初旬、紅葉が綺麗でした。

要塞の敷地内は無料ですが、他の展示場は有料。チケットは首座使徒ペトル・パウェル大聖堂前のこの売店兼案内所で売ってます。意外とお値段高めなので、自分は監獄用のチケットのみ購入(250RUB)

チュリマ・トルベツコヴォ・バスチオナ
囚人服は牢獄の様子が展示されています。
     

監獄に収容された人々の顔写真があって、見たことあるような気がしてたらレーニンやドストエフスキーだった。
気になった方は、自分のYouTubeを見て下さい。

 

何か妙な気配がする一室があって、写真を撮らない方が良いと直感したのですが、好奇心が勝ってカメラを向けました。
しかし何度シャッターを押しても写真が撮れず8回目くらいでようやく撮れたのがこの画像になります。
*実は少し霊感があります。

当時の様子が詳細に残されている
           

外に出るとまた雨が降りそうな天気になってた。
 

トイレに改修されたバス。なかなか斬新なアイデア。

動画版

画像版


西側の出入り口から南側のエルミタージュ美術館方面へ歩きました。こちら側にも軍船が停泊してました。
       

こちらの軍船、中はレストランやヘアサロンになってました。
    

海沿い(川沿い)が風が強くて風速16m以上の警報が出てました(体感的には日本の台風くらいの風だったので、もしかすると風速の単位がmではないかもしれません)。傘もさせないくらいの強風でベビーカーを押してるお母さん達は急いで大型ビニールを被せたりしてた。気温は2〜3度だったので、めっちゃ寒かった。
  

ロストラリナヤ・コロンナ
詳しくは知らないけど、ここは有名スポットらしく、強風にも負けず記念撮影してる人がチラホラいました。自分も含めてですが。
 

ようやく近くに見えてきたエルミタージュ美術館
  


宮殿広場
高性能ウェアの撥水性能のおかげでインナーは濡れずにすみましたが、靴は中までびしょ濡れ。めっちゃ寒いです。
エルミタージュは明日行くほうががいいよと宿のレセプションで教えてもらっていたのですが、寒過ぎるので中に入ってみることにしました。

エルミタージュ美術館のゲート。ここを抜けると美術館の入り口へ。

中庭の紅葉が綺麗!
 

エルミタージュ美術館(別名、冬宮殿)
死ぬまでに行ってみたかった所のひとつです。

クロークは中国人の団体客でごった返し状態
団体向けと個人向けのクロークがあるようで、預かってくれないカウンターもありました。

案内図をもらったけど、めっちゃ広くてとりあえず適当に歩いてみることに。皇帝の宮殿だっただけあってかなり豪華!綺麗過ぎてため息が出ます。

古代の展示物
   

武器の装飾が美しい
 

これメイスなんだろうけど、これで殴られたらすごい痛そう。牛の頭に拳骨。

冬宮殿と言われているそうで、建物も展示品もホントに凄い!

図書館

Etienne Maurice Falconet

ヨーロッパに行かなくてもいいんじゃないかと言うくらい名作が数え切れないほどあります。

Raffaello Sanzio
Leonardo Da Vinci
Antonio Canova
Michelangelo Buonarroti

あまりにも広過ぎて迷子になり、展示物が多過ぎるのと、観光客が多過ぎるのでゆっくり見れなかった。
自分のペースで見たかったら、1週間は必要だと思いました。
閉店時間が近づくと、観光客はどんどん閉め出されて行きます。そして閉館時刻の10分くらい前には全て閉館。
ある意味、日本もこれくらい時間に徹底すると残業減るのでは。

最後に通った通路で古代エジプトの展示物がありました。

明日は絶対に朝イチから見に行くぞと誓い、エルミタージュ美術館を後にしました。

スバルのアウトバックが停まってた!


晩ご飯は宿のレセプションで教えてもらったこちらMarketPleceで。

MarketPlace

ビュッフェスタイルのレストランで地元客がたくさん。メニュー表を見ても全くわからないので、他の人の料理を指差して注文。
スタッフさん達はフレンドリーでこれが美味しいよとか、食べ方はこうだよとかロシア語とジェスチャーで教えてくれました。
ボルシチが食いたいと言ったら、それはないそうです。ちなみにロシア語で「美味しい」は「вкусные」フクシュナーと言うと習いました。

自分が注文したのはこのメニューで合計で700〜800円くらいでした。炒飯みたいなのはプロフという料理らしいです。発音もピラフに似てますね。

ロシア料理は調味料が効き過ぎてなくやはり美味しい。日本人好みだと思います。

帰りに宿近くのスーパーで翌朝の食料を買い込み宿に戻ってたら、どの建物かわからなくなってしまいました。
地元の人に宿の住所を見せて、これどこ??って尋ねたら、宿に電話をかけてくれてドアまで案内してくれました。この辺は外国人が多くて道に迷う人多いのよだとか。
宿のレセプションの女性に案内してもらった通りに、ペトロパヴロフスク要塞とMarketPlace、そしてエルミタージュ美術館行けたよ。ありがとう。と話したら、明日どんな風にエルミタージュを周ると効率よく見て回れるかめちゃくちゃ詳細に教えてくれました。印象派の絵画も見たいと伝えると、建物が別になっていることや入り口の場所など事細かく教えてくれて、その親切に感動。
ついでに洗濯機も使わせてもらい、明日に備えて早めに就寝。
ロシアは雨が降るわりに乾燥してるので、洗濯物などは一晩でほぼ乾きます。


ロシア全編 再生リスト

続く

@otti

I'm a Physical Therapist in Japan. Travel Blogger No Life without Travel